小さな冒険日記

青春時代を記録したものです。

セブ2回目 2011/10

 

1日目

4度目の訪比。今回もお気に入りのセブパシフィック便。マニラ~セブの航空券がプロモ料金で半額になっていた(往復5千円)ので、今回はセブに行くことにした。また、木曜日の夕方、いつもより早めに会社を抜け出して、直接関西空港へ向かう。今回は定刻どおり離陸し、マニラには0時頃到着した。さて、今夜はマニラで1泊しなければならない。ホテルは事前に予約していて、いつものグランプリホテル(エルミタ)。ホテルに向かうためのタクシーだが、クーポンタクシーは500ペソと異常に高い、公式ボッタクリ。そこで、ネットで調べておいた裏技、出発階のタクシー降り場で、市内から来たタクシーを拾うという方法にチャレンジ。現地人の真似をしてタクシーを停めた。実際、乗客を降ろしたタクシーに乗り込むと、しっかりメーターを作動させてくれた。ホテルに着いてメーターを見るとおよそ150ペソだった。安すぎてうれしかったので、200ペソ運ちゃんにあげておいた。

 

2日目

朝少し早起きして、空港へ戻り、10時過ぎの便でセブへ。1時間ちょっとで到着。台風が直前に上陸していたので少し天気が心配であったが、台風はもはや過ぎ去ってくれたようだった。空港で食事をとった後は、目の前にあるエアポートホテルへ行き、ロビーで出迎えを待つ。ダイビングショップに送迎をお願いしていたのだ。しかし約束の時間になっても来ない。心配になってホテルのフロントで電話を借りて(有料)、ショップに電話するともう少し待ってくださいということだった。さすがフィリピンタイム!今回利用したダイビングショップはS2クラブという名前の、日本人のママとフィリピン人の旦那さんが経営しているショップだ。出迎えは旦那さんが運転する車で、ショップに到着するとよしこママが出迎えてくれた。意外と地味な人だが、対応は非常に良かった。さて、着替えてボートに乗り込んでダイビングへ出発。午後の客は私だけで、インストラクター1名にボートマン2名の貸切ボートだった。本日はマクタン島周辺の近場で潜る。セブの海は正直透明度は最低。でも生き物は非常に豊富だなっと思った。アジの大群に出遭ったり、触れると一瞬にして固まる植物があったり、カップルでいちゃつくナマコみたいな生物がいたり、海の中には面白い生物が色々いるもんだなと感心した。2本潜ってから陸に戻ると4時半くらいで日が随分沈みつつあった。着替えてログブックをつけた後は、事前予約していたラプラプシティのアクシスマクタンホテルへ送ってもらった。このホテルは日本人の旦那さんとフィリピン人のママさんが経営しているホテルだ。翌朝ママさんと話をする機会があったが、非常にきさくで良い人であった。夜は、ガイサノマクタン(ショッピングモール)内のチョーキンで食事。やたら冷えた飯が出てきて、ひどいサービスだなと思った。それから、外国人相手近くのフィリピンバーへ寄ってみる。入場料を取られたが、女の子が真剣に踊っていたり、迫力のファイヤーショーがあったり、オカマのユーモアなショーがあったり、見ごたえがあった。チップを渡したりして女の子たちと話したりしたらもっと楽しいんだろうが、金無いしなんせ一人なのでちょっと盛り上がる気にはならないので、1時間ほどで退出した。日本のフィリピンバーにも一度は行ってみたいなと思った。

 

 

3日目

ホテルで朝食(日本食もどき)を食べてから、ダイビングショップの出迎えを待つ。やっぱりフィリピンタイム、10分以上遅刻してやってきた。今日は貸切ではないが、それでも客は、社会人男性2人組とリタイア後の老年カップルのみ。アットホームなダイビングショップだな。本日は、ナルスアン島というボートで40分くらいのところで潜った。セブは海が暖かいので、本当に気持ちいい。バリと大違いだ。のんびりした時を過ごして、陸に戻ってきたら既に14時くらいだった。2日間の支払いを済ませて(13500円。円高の影響もありやっぱり安い!)、ホテルへ送ってもらった。ホテルで荷物をピックアップして、タクシーでセブシティへ向かった。30分くらいでセブシティの中心地オスメニャサークルへ着いた。今夜泊まるホテルは、グランプリホテルセブ。そう、マニラでいつも泊まっているホテルチェーンのセブ支店だ。ここも非常に清潔・キレイで、値段も3000円弱と好い。ホテルに荷物を置いた後は、ロビンソンデパート中にあるラーメンレストランでラーメンを食った。高いと分かっていても、海外でついつい入ってしまうんだよな、日本食レストラン。空腹を満たした後は、マッサージへ。ネットで事前に調べて知ったトントンマッサージという店に入った。日本人のお客さんがたくさんいた。メニューの中から、1時間半で350ペソの全身オイルマッサージを選択する。薄暗い奥の大部屋に入って、カーテンで仕切られたスペースで待っていると、マッサージ師が登場。あっくそ、おばちゃんか、残念!隣から若いマッサージ師とお客さんの談笑が聞こえてきて悔しく思い、苦笑いしていると、おばちゃんが「くすぐったいの~?」とニコニコして聞いてきた。「違え~よ、お前が原因だよ。そんなことも知らず呑気なオバハンだなあ。」と心の中でつぶやくと余計に笑えてきてどうしようもなかったので、「そう、くすぐったいんだ。」とだけ無難に答えておいた。でも、マッサージは非常に気持ちよかった。日本で最近1時間=3000円のマッサージチェーンが流行るのもよく理解できた。その後は、近くのバーでサンミゲルを飲んだりして過ごしてからホテルに帰って寝た。

 

 

4日目

朝起きて、朝食はジョリービーで食べる。グランプリホテルが提携しているらしく、クーポン券をもらったからだ。その後、スーパーマーケットをうろついたりして時間をつぶして、程良い時間にタクシーに乗って空港へ。12時の便でセブを後にして、マニラへ。マニラの乗り継ぎ時間は2時間であったが、ちょうど良かった。空港チェックインは相変わらず行列ができていたので、先に昼食を取った。そしてチェックシン締切時限の45分前の間近に行くと空いており、すんなり手続きできた。前回1時間以上待たされた苦い経験を活かせたと言えよう。飛行機で明日の仕事に備えて眠ろうとするが眠れなかった。おまけに隣の爺さんの口臭が臭くて、深呼吸や咳き込む毎に、悪臭が私を襲った。だんだん腹が立ってきていた時、その爺さんが話しかけてきた。話してみると口臭を除けば普通の人であった。人間は話し合えば、憎しみは無くなるものだなあ~。日本人妻と離婚後、フィリピン人と結婚してフィリピンで年金生活をしている人物だった。フィリピン旅行中に、エレベーターガールをしていた彼女と知り合って、口説いたそうだ。「日本の息子がワシのことを理解してくれないんだよ~」と嘆いておられた(そりゃそうでしょう!)。また、逆隣りには、バックパッカーの風貌としており、フィリピン人と見間違えるほどのワイルドな日本人女性(30歳とのこと)。オーストラリアでの2年間のワーキングホリデーを終えて、日本に帰る途中にフィリピンに寄ったとのこと。キャラの濃い2人といろいろと話していると、機内では全く退屈しなかった。